密室で怒鳴られた新人看護助手。それでも私が辞めなかった理由。

看護助手として働き始めたとき、本当にいろんな現実を知ることになりました。

現場には気の強い看護師さんや、挨拶をしても返してくれない人もいて…。

でも「どこに行っても嫌な人はいるもんだ」と思い、割り切って仕事をしていました。

ただ同じ看護助手の中でも、陰湿ないじめのようなことがあり、「大人なのに…」とあきれてしまうことも。

私の教育係になったのは、50代のベテラン看護助手さん。

看護師さんたちにはとても穏やかに接しているのに、私に対しては人がいなくなると急に怒鳴り出すんです。

ひどいときにはリネン庫や個室に閉じ込められて怒鳴られることもありました。

今の時代だと完全アウトですよね…。

でも私は、そういう場面でなぜか冷静になれるところがあって。

「この人は感情をコントロールできない人なんだな」と思いながら、マスクの下でこっそり変顔して気持ちを落ち着けていました。

「必死で怒鳴ってる相手の前で、私はこんな顔をしているんだな」って思うと、不思議と笑えてきて気持ちが軽くなったんです。笑

くだらないかもしれませんが、これが私の“自分を守るマインドコントロール法”でした。誰にも迷惑をかけずにできるので、もしよかったら皆さんも試してみてください。笑

冗談っぽく聞こえるかもしれませんが、自分の感情をコントロールする方法を持っていることって、生きていく上でとても大事だと思います。

私はこうした小さな工夫の積み重ねで、なんとかメンタルを保っていました。

実際、私の前についた新人は何人も辞めてしまっていて、役職の人から「何かされてない?大丈夫?」と声をかけてもらったこともありました。

その頃にはもう“無の境地”。

「看護学校に合格したら辞める」と決めていたので、短期間なら耐えられると思えたんです。

それに、同じように傷つけられている人が他にもいるなら、私が悪いわけじゃないって思えました。

一方で、近くで看護師さんたちの仕事を見ていると、その大変さを感じながらも「困っている人にすぐに手を差し伸べて、“ありがとう”って言ってもらえる、すごい仕事だな」と思うようになりました。

看護師になりたいという気持ちは、ますます強くなっていったんです。

そこからは本当に忙しい毎日でした。

朝、子どもを保育園に送ってから病院で勤務。

仕事を終えた後、夕方に保育園へ迎えに行き、実家に預けて予備校へ。

帰宅後は急いでお風呂に入れて寝かしつけ。

こんな生活を1年ほど続けました。

大変ではありましたが、両親の支えがあったからこそ乗り越えられたと思います。

不思議なことに、あれだけ陰湿だった教育係の先輩も、私が辞めずに頑張る姿を見て「この子は続けるかもしれない」と思ったのか、少しずつ態度が柔らかくなっていきました。

でも私は「むやみに人を傷つける人は信用できない」と思っていたので、最後まで心を開くことはありませんでしたけどね。笑

最近noteも始めました。より具体的なエピソードはnoteに掲載予定です。👉https://note.com/single_mother_ns

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