約1年間、予備校に通いながら希望の学校を受験しました。
1回目の挑戦は残念ながら不合格…。
学科試験も面接も自分でも「こりゃ落ちたな」とわかるくらいボロボロで、緊張しいな自分らしさ全開でした。
予備校の面接練習ではうまくできていたことも、本番では全く力を出せずに終わってしまったんです。
看護学校は前期と後期で受験機会を設けていたため、受験チャンスはまだ残っていたのに、心はもう折れかけていました。
「こんなに時間をかけたのに、子どもとの時間を犠牲にしたのに…。なんて不甲斐ないんだろう」
そう思うと、自暴自棄になり、次の試験を受ける気力すらなくなってしまいました。
応援してくれていた人たちに顔向けできない情けなさも、心に重くのしかかっていました。
あー、もういっそのこと辞めたいな。
あんなに頑張っていたはずなのにそんな考えもよぎりました。
そんな時に、救ってくれたのは家族です。
苦しんでいる私の背中を、娘が優しくさすりながら言ってくれました。
「ママ、あきらめないで。ママの頑張ってるところ、ちゃんと知ってるよ」
弱音を吐く私に姉からは。
「あんたみたいに人に寄り添える子が看護師にならなくて、誰がなるのよ」
その言葉に励まされ、「このまま終わりたくない」ともう一度立ち上がることができました。
残りの時間は、まさに最後の力を振り絞るように猛勉強。
そして、結果は見事合格。
今まで目的も夢もなく、何となく流されるままに進路を決めてきた私にとって、初めて“がむしゃらに働き、学び、そして成果を得た経験になりました。
ここまで継続できたのは、間違いなく子どもの存在があったから。
子どもがいたからこそ強くなれたし、諦めずに走り続けることができました。
これから学生生活が始まり、家族に迷惑をかけることもあるのに、心から喜んで祝福してくれた家族の姿にも胸がいっぱいになりました。
体力的にも精神的にもハードな受験期間でしたが、家族や予備校で出会った仲間のおかげで、こうして看護師への第一歩を踏み出すことができました。
最近noteも始めました。より具体的なエピソードはnoteに掲載予定です。👉https://note.com/single_mother_ns
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